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032_M.Wさん 地域の仲間との交わりが長寿の秘訣

 私は、大正14年3月、群馬県の生まれで、もうすぐ90歳をむかえます。お蔭で大病
したことがなく、今も地域の福祉活動を担っております。
*地域活動の動機は、妻のリハビリの応援から
 私は自動車メーカーを60歳で定年退職したころ、妻が脳梗塞で倒れ、その介護と
リハビリを手伝う事から、私自身も地域ボランテイアを学び、そこから相談委員や
地域社会福祉協議会にかかわり、地域福祉の推進委員等、30年取り組んで来ました。
最初は、妻のリハビリで、同じ境遇の仲間を集めて「リハビリクラブ」を作って
活動を始めました。ところが、月4回の集まる場所に、困っていました。そのころ、
昭和42年から厚生省が高齢者の「いこいの家」が中学校区毎に作られていて、そこを
利用しようと申し込んだら、60歳以上でないとダメと拒否されました。なんとか
ならないかと交渉して、当時の川崎市長まで、要望・提言し、20歳や30歳でも利用
できるようになりました。また利用規定だけでなく、厨房やトイレも改造を必要と、
粘り強くお願いし、要望が取り入れらました。こんな経緯や地域福祉の在り方など、いろいろ自ら実践し、努力してきました。
最初は中原区の社協、さらに川崎市の社協の理事、そして川崎市の健康福祉策定委員にも
関わりました。町会役員も15年やり、55周年誌の編纂もやりました。一方、NHK
学園の仕事も出来たころから関わって来ました。いろんな経験と人脈が私の宝です。

*地域が変わる。その大きな元は、情報化と新しい住民の力です。
永年、地域で活動して来ました経験から、少し、お話をします。
地域福祉活動は、行政・社会福祉協議会・民生委員・町内会や老人会・NPO・ボランテイア等、ありますが、問題はバラバラが課題だと思います。
自治体が、後押ししている老人クラブや社会福祉協議会は旧住民や町内会の人が中心で運営されておりますが、サラリーマンは入る場所が、ほとんど有りませんでした。
サラリーマンは会社人間で、地域活動にほとんど入らない。しかし新住民も、どんどん
地域に帰ってきました。地域で仲間を作って、地域を変えていくべきだと思います。
65歳以上が2割を超える時代になり、地域も大きく変わってきています。今や、従来の老人会の参加者は、住民の1割以下が実情です。これからは〈情報が社会を変える〉
(ボランテイアが地域を変える)と思います。ボランテイアは自主的な自由な活動だから、変える力があると思います。ただ、ボランテイアは地域密着が課題だと思います。

*地域参加で、助けられたり、得られる事が、沢山あります。

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