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034_Y.Tさん 遊びにおいで「つかこンち」

 
 塚田さんが「つかこンち」として自宅開放をして三年が経つ。
人が何かを始めようとする時には必ず動機がある。子育ても終わり、三人の親も見送り、70歳になり仕事もやめ、さて一人身になって考えた。
「体力にも金力にも限りがある、身の丈に合った事を何かしたい」と思った時、「地域」にかかわることをしたかった。親の介護では地域社会にお世話になったのに、何もこの地域のことを知らなかったからだ。
 そして何より「人」が好きだったので若い人もお年寄りも集える交流の場を作りたかった。

  自宅開放を思い立つ

まず家をこじんまりと建てなおし、自分がこの地域に住みやすく居心地よくするために、若者も高齢者も一緒に勉強するために集う場所として、自宅開放を思い立った。
公民館デビューや市役所へ行く前に“ちょっと話が出来るところ”があったらいいかと。         
 初めは70歳からやるし、ダイヤモンドのように輝いていたいので「70カラット」という名称にしようかと思った。しかし「70カラットのダイヤモンドはどんな?」の友の一声でボツ。
 学生時代から塚田からとって「つかこ」と呼ばれていたので「つかこ」を少しおしゃれに変換して
「つかこンち」にした。
「『つかこンち』に誰でも遊びにおいで」という呼びかけは気に入っている。

 今は核家族が多いので、子育てしている若いママたちが実家へ遊びに行くような場所になればいいと思っている。月一回子育てサロン、お年寄りには世間話から少し発展してほしかった。
 何気ないおしゃべりから、グチも悩みも聞く。時には長い人生経験から少しの手助けもできるかもしれない。時にはパパの参加もある。東京のおばあちゃんの気分だ。
長い介護経験からの話も少しはできる。老いも若きもいらしゃいの気分だ。

  ババランチ&ちょい学

ババランチは月一回の会食。そのあと「ちょい学」と称して小さなセミナーを計画し、テーマを決めて皆で勉強する。毎回10人程の参加で常連もでき、少しづつ定着してきた。
「高齢者の栄養」「非常時に備えて」「転倒防止」「お口の健康」「いけばな」「笑いで長生き」「落語」
「お墓」「発達障害への理解と協力」「介護保険の勉強」「老人とユーモア」などなど。
それぞれに専門の講師=理学療法士 歯科医師 いけばなの先生 専門職のカウンセラー 市の職員などをボランティアでお呼びする。
 終ってもやりっぱなしにしないところが 塚田さんの素晴らしいところで、各回ごとに「ちょい学」
に参加した人 一人ひとりに「受講証」を発行し次への励みとしている。

  

   望年会 

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